自我と「力動的基盤」―人間発達のトランスパーソナル理論

自我と「力動的基盤」―人間発達のトランスパーソナル理論

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  • サイズ B6判/ページ数 409,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876720521
  • NDC分類 140
  • Cコード C0011

出版社内容情報

ユングが明確に残さなかった中年期以降も含めた人間の完全な心理発達論は、現代のトランスパーソナル心理学に受け継がれ、豊かな成果を築き上げた。K・ウィルバーに並ぶユング派の哲学者によるトランスパーソナル理論、待望の邦訳!
訳者は、安藤治、是恒正達、高橋豊の各氏。

初版の序 9 
第二版の序   
序論 
 

第一章 トランスパーソナル理論 : 二つの基本パラダイム

力動―弁証法的パラダイム 
構造―階層的パラダイム 
パラダイム間の選択 
結論 

第二章 身体自我 

根源的埋没 
自我の〈力動的基盤〉からの出現およびグレート・マザーの最初の現れ 
グレート・マザーの分裂 
グレート・マザーと原抑圧の葛藤 
身体の企て、エディプス・コンプレックス、および原抑圧 
結論 

第三章 身体自我―認知と感情の発達 

前象徴段階 
指示―原象徴段階 
象徴―原概念段階 
結論 

第四章 精神自我 

精神自我の思春期における目覚めの危機 
早期成人期における存在と価値の獲得 
精神自我と認知 
中年期における精神自我の困難 
結論 

第五章 無意識 

力動的基盤 
本能―元型的無意識 
身体無意識 
原抑圧 
個人的無意識 
結論 
 
第六章 瞑想 : 無意識への王道 

瞑想の












"私は、ニューヨーク州立大学出版の社長のウィリアム・イーストマンが、私が『自我と〈力動的基盤〉(The Ego and the Dynamic Ground)』の第二版を出すことについて問い合わせた際、激励の返事をして下さったことに感謝する。たいていの著者がそうであろうが、最初の本に二度目の機会を与えられたことはうれしい。私はこの機会を最大限に利用しようと努めた。この『自我と〈力動的基盤〉』の第二版は、私が信ずるところでは、初版で紹介した概念をかなり改善した私にとって満足のゆく定式化を提出している。
 改訂のためにテキストを見直し、私は事実と解釈の誤りを訂正し、鍵概念を明確化し、精神分析理論の最近の発展をいくつか利用して、学問水準を上げ、全体に散漫なところを改善し、テキストを私の近著『精神分析的観点から見たトランスパーソナル心理学(Transpersonal Psychology in Psycho-analytic Perspective)』(SUNY Press, 1994)と一致させた。これらの改訂はテキストの大きな再編となった。本全体は少なくとも文体と明晰さについて改訂され、序論、二、三、四、六章は実質上、解体修理された。
 初版の序でその助力に感謝した人たちのほかに、私はここで、シンシア・グリッ"

K・ウィルバー理論を着実に乗りこえ、実存主義を見据えながら、ユングとの深い対話の末に構築された<螺旋>発達論の全貌。

内容説明

米国でK.ウィルバーと並ぶ二大巨頭、ユング派の哲学者ウォシュバーンによるトランスパーソナル理論、待望の邦訳!ユングが明確に残さなかった中年期以降も含めた人間の完全な心理発達論は、現代のトランスパーソナル心理学に受け継がれ、豊かな成果を築き上げた。K.ウィルバーの理論を着実に乗り越え、実存主義を見据えながら、ユングとの深い対話の末に構築された「螺旋」発達論の全貌。

目次

第1章 トランスパーソナル理論―二つの基本パラダイム
第2章 身体自我
第3章 身体自我―認知と感情の発達
第4章 精神自我
第5章 無意識
第6章 瞑想―無意識への王道
第7章 超越に奉仕する退行
第8章 霊における再生
第9章 統合

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