内容説明
デジタル通貨をめぐる動向などの最新情報に対応しアップデート。随所に設問を置くなど司法試験受験者にも有用な書。2020年末現在で、国際法務の基礎を解説。
目次
体系へのアプローチ:貿易の仕組みと法律の構造
1 基本編(国際取引の法的枠組み;国際契約とインコタームズ;ウィーン売買条約;国際運送・保険;国際支払;国際取引の紛争解決)
2 応用編(国際ローン契約1:基本型;国際ローン契約2:応用型;金融リスク管理)
著者等紹介
久保田隆[クボタタカシ]
早稲田大学大学院法務研究科教授。国際商取引学会会長。「日本法令の国際発信の推進に向けた官民戦略会議」メンバー。博士(国際公共政策、大阪大学)、LL.M.(ハーバード大学)、修士(法学、東京大学)。国際経済法学会理事、国際取引法学会理事、国際法協会通貨法委員会委員。1966年東京生まれ。1990年に東京大学法学部卒業後、日本銀行に入行、派遣留学(東京大学大学院、ハーバード大大学院)を経て、1998年より名古屋大学、2004年より早稲田大学法科大学院で教鞭をとり、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちくわ
2
国際取引法分野の教科書。本書の主たる対象者は国際取引法を学ぼうとする学生であり、そのことは本書の冒頭部分において国際取引法のキャリアでの活かし方等が記載されていることからもわかる。内容としては、国際取引のうち、物品売買取引を取り上げて、物品売買取引の仕組みやこれを規律する法的な枠組みを一から説明していく。実務に携わる者の視点から見ると、同分野を扱う者が、最初に全体感を見る上では有益な本になっているかと思う。その上で、これをベースにし、実務的な問題意識を身に着けていくのが良いと思う。2021/05/08
ただの人間
0
honto2022/02/28