内容説明
病躯に鞭打ち、表現の道を一途につき進んだ社会主義歌人・田島梅子の22歳の生涯とその光芒は、今を生きるものに強く語りかけてやまない。著者渾身の評論的エッセイ。
目次
第1章 秩父の里
第2章 『常陸国風土記』の里
第3章 「かくめいの其一言に恋成りぬ」
第4章 「大逆事件」の渦の中で―夫とともに
第5章 田島梅子の明治四十四年(一九一一年)
第6章 思郷の心
第7章 民衆短歌の源流
著者等紹介
碓田のぼる[ウスダノボル]
1928年、長野県に生まれる。現在、新日本歌人協会全国幹事。民主主義文学会会員。日本文芸家協会会員。国際啄木学会会員。主な歌集に『花どき』(第10回多喜二・百合子賞受賞、長谷川書房)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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