内容説明
長崎港外に浮かぶ炭鉱と造船所の島。父は民主町政の町会議員だった。勉強机も借金のかたにとられ、高校進学もあやうい少年(「暗がりの眼」)、部下の首切りに悩む管理職(「理由」)、かつて反発した父と党に今は…(表題作)。時代と人生の哀歓を描く珠玉の短編集。
著者等紹介
坂井実三[サカイジツゾウ]
1941年、大阪市で生まれる。1964年、長崎造船短期大学(現・長崎総合科学大学)機械工学科卒業。日本民主主義文学会会員。文芸誌『浮標』同人。彩短歌会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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