内容説明
植民地近代化論の本質とはなにか。韓国のニューライトとは。政権与党のハンナラ党は何をめざしているのか。韓国併合から100年の今日、日本での歴史認識の右傾化の流れに呼応するように、韓国でも植民地美化論の潮流が顕在化している。
目次
第1部 ニューライトの実態、そしてハンナラ党(ハンナラ党は事大主義の政党か;挺身隊のおばあちゃんたちを売春婦におとしめた植民地近代化論者たち;ニューライトの正体は「事大主義」である;安秉直教授の反民族的事大主義の理論;民族主義過剰を心配するときではない;朴槿惠候補は言葉の代わりに行動を ほか)
第2部 植民地近代化論と新植民史観(韓国資本主義の発展と経済学の位置―植民地近代化論批判;植民地近代化論の虚構性;中進資本主義論の「近代」概念と新植民史観;植民地朝鮮の土地調査事業の前近代性―近代性を強調する中村哲教授の所説の批判)
あとがきにかえて 李完用の復活を警戒する―植民地近代化論の反民族性
著者等紹介
朱宗桓[チュチョンホワン]
東京大学経済学部を卒業、大学院を修了。韓国の東国大学で経済学博士の学位を受ける。韓国日報社の論説委員、日本の帝京大学国際文化学科教授、韓国社会経済学会会長などを歴任した。現在(2008年3月)、東国大学名誉教授、韓国農業経済学会・参与連帯付属参与社会研究所等の名誉会長
柴田繁男[シバタシゲオ]
1937年生まれ。1996年まで社会保険庁関係職場に勤務。2000年、韓国語を学び始める。現在、福岡県自治体問題研究所会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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