内容説明
法律や医学の世界の専門知識、婚姻とは、男女愛とは、健全な家庭とは…といった社会常識や、これまで当たり前とされてきた指導やカウンセリングのあり方が、DV被害の当事者を苦しめることがあります。当事者への援助で何が必要なのか、援助者は何に気をつけるべきかを考え直してみました。
目次
序章 人はひとり分を生きる
第1章 常識の転換
第2章 ドメスティック・バイオレンスとは
第3章 DVと子ども
第4章 身近な人からの暴力をなくすには
第5章 援助を考える
第6章 DVと社会資源
第7章 法的手段をとる
著者等紹介
鈴木隆文[スズキタカフミ]
1994年弁護士登録。筑波大学大学院修士課程カウンセリングコース修了。その他に精神保健福祉士、臨床心理士、社会福祉士、公認会計士
麻鳥澄江[アサトリスミエ]
1970年、東京銀座で女性のための場づくりを始め、「魔女コンサート」の企画制作に参加。女性の情報を広げようと「ジョジョ企画」を1982年に設立、女性情報年間手帳や、カレンダー「姉妹たちよ・女の暦」、全国版の『女たちの便利帳』などの定期刊行を始める。堕胎罪を撤廃する運動や、国際「女と健康」運動に参加。「NPO女性の安全と健康のための支援教育センター」運営委員、「女の空間NPO」監事。すぺーすアライズ室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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