内容説明
学校はひとりひとりの子どもを大切にし、「生きる力」をつけてくれる場であってほしい。日本の公教育では「考える力」をもつ若者が育たない。教育には「理想」を。教師には「思想の自由」を。教育を論じる場から疎外されてきた親の立場から提言する。
目次
第1章 もの言えぬ親たち
第2章 欲望が希薄な日本の親たち
第3章 教育にかける親たちの望み
第4章 「出来ない子」をどうする
第5章 子どもを蝕むニヒリズム
第6章 いい加減にしてほしい「君が代・日の丸」をめぐる争い
第7章 「ゆとり教育」のどこが悪かったのか
第8章 教育の目的はどこに
著者等紹介
田中喜美子[タナカキミコ]
1959年、早稲田大学文学部フランス文学科卒。1976年より主婦の投稿誌『わいふ』の編集に携わるかたわら、さまざまな出版活動、市民運動などにかかわる。1993年、女性の政治誌『ファム・ポリティク』を創刊。1997年に「ニュー・マザリングシステム(NMS)研究会」を立ち上げ、子育て支援のための通信教育講座を開設、悩める母親たちにマンツーマンの指導を行っている。(株)グループわいふ代表取締役、『わいふ』および『ファム・ポリティク』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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