内容説明
アイデアの源泉とは?「面白い!」と思わせる企画の立て方とは?ゲームクリエイターの脳髄がいま初めて解剖される!「ただのオモチャ」から「普遍的エンタテインメント」へ―ゲームの未来形が見えてくる幅広いカルチャー・クリティーク。
目次
第1章 企画
第2章 設定
第3章 シナリオ
第4章 グラフィック
第5章 ゲームデザイン
第6章 マーケティング
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
常磐条(ときわとおる)
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ゲームを、他の表現作品、映画や小説などと比べながら、受け手と作り手がどのように関わり合えるのかを考察している。テーマは「普通に潜む闇」だと思う。冒頭、イッセー尾形の『よく見ると普通の人なんてひとりもいない』という言葉の引用から、マニエリスムの奇妙さやアレゴリー(寓意)の支えるゲーム性などへの展開は面白い。「記号から記述へ」、ゲームがリアルなカルチャーの中で担うべきものについて考えさせられる。『奪うゲーム』という表現が斬新だった。与えるのではなく、プレイヤーの経験や感覚を引き出すこと、、、ナルホド。。2013/07/30