内容説明
2003年6月、カナダ・オンタリオ州で、ついに同性同士の結婚が認められた。地道に一歩一歩のあゆみを遂げたカナダの同性愛者たち。その権利にむかっての道のりと偏見・差別をなくす取り組みを徹底リポート。
目次
序章 二人のマイケル―ゲイ・カップルのアクティビスト
1章 国の取り組み
2章 学校の取り組み
3章 メディアの取り組み
4章 教会の取り組み
5章 親のサポート・グループ
6章 普通に暮らす人々
7章 北米に住むマイノリティの同性愛者たち
8章 オランダの実情
著者等紹介
サンダース宮松敬子[サンダースミヤマツケイコ]
1943年横浜生まれ。1967年に渡米。1973年に渡加。1984年より日本経済新聞社トロント支局に勤務。1994年支局閉鎖に伴いフリーランスライターに
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感想・レビュー
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chiepat
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カナダの同性結婚の法律に興味を持っていたところ、たまたま図書館で見つけ読み始めた。昨年ニューヨークで同性結婚が合法になった。それ以前にカナダでは合法になっていた。その経緯、活動家のレポート、彼らが結婚することで起きるであろう問題、養子縁組のこと、そして若い同性愛者が抱える問題など多岐にわたり、著者の取材を通して書かれている。 日本の同性愛者に対する視線は偏見だらけで差別的だし、マスコミも面白半分で扱っている部分があるなぁと思った。彼らが幸せに生きていけるようなサポートが必要なのではと強く感じた。2012/01/24