内容説明
本書は、「アパッチ」(愛称)と呼ばれながら、すべての出来事を前向きにとらえ、積極的な行動と生き方の“秘訣”をもった一女性教師の自叙伝であり、自分の人生を多いに楽しむとともに、教育者として学生への限りない優しさをにじませた“愛情物語”である。さまざまな学生との出会いやエピソード、「新任教員心得」から「子育ての秘訣」まで筆は延び、養護学校や心身障害児学級での教師としての得難い奮闘記となっている。また、陸連審判員としての今昔物語もあり、ダイジェストすればきりがない。人に対する優しさにあふれ、ところどころにキラリと光る“宝石”のような言葉がちりばめられている。
目次
第1章 相手の目の高さで(私はリハビリテーション専門学校の先生;最近の若者はすぐキレる? ほか)
第2章 「先生」と呼ばないで(「信じる・待つ・聞く」が私のモットー;「先生」と呼ばないで ほか)
第3章 甘えさせても、甘やかしてはいけない(教師として、い・ろ・はの「い」の時代;心をこめるということ―お茶の入れ方から教えられたこと ほか)
第4章 “寄り添う”ということ(養護学校で障害を持つ子どもたちと出会う;子どもたちに教えられた“寄り添う”ということ ほか)
第5章 スポーツはコミュニケーション(関東学生陸上競技連盟に打ち込んだ学生時代;箱根駅伝―縁の下の力持ちとして昔も今も ほか)
著者等紹介
原田律子[ハラダリツコ]
福岡県生まれ。日本女子体育大学体育学部卒業。中学校1級、高校2級保健体育教諭。スポーツテスト判定員(日本体育協会)。応急手当普及員(東京消防庁)。日本陸上競技連盟第1種公認審判員。現在、日本リハビリテーション専門学校、日本福祉教育専門学校、多摩リハビリテーション学院、関東リハビリテーション専門学校で、体育理論と実技を教えている
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