内容説明
歳をとるってすばらしい。語りつくせないほどの人生のドラマをもっているし、生きていく知恵も豊富にもっています。絵を描くことは、特別な人の特別なものではなく、誰でも自分の暮らしのなかでできることだと気づいてほしい。いくつになっても、いや歳をとればとるほど感性が豊かになって絵も描けます。歳をとることを楽しみに生きていきましょう。
目次
1章 赤マンマの花(八十歳の母が絵を描いた;松本キミ子さんとの出会い ほか)
2章 ノイさん物語(寝物語に人生のドラマを;中国の父 ほか)
3章 老いと向きあって(もっと絵を描きたい;絵という友がいたから夢が描けた ほか)
4章 母が残してくれたもの(貧しくてもおいしくつくる;黒いトランク ほか)
著者等紹介
松浦幸子[マツウラサチコ]
1948年新潟県に生まれる。働きながら法政大学文学部に学び、’72年卒業。’82年東京YWCA専門学校社会福祉科を卒業し、’87年クッキングハウス設立。精神科ソーシャルワーカーとして、心病む人たちの社会復帰を支援しつづけて現在に至る。著書に「不思議なレストラン」、「生活教育」にエッセイ「心の居場所」を連載
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