内容説明
出産間近の母親と末期ガン患者を小学三・四年生の教室に迎えて―「性」の教育を真正面からとらえようとすればするほど、「死」のことを考えざるをえなくなる。「死」を切り離した「いのちの学習」はありえないのではないか…。
目次
1 性の授業
2 死の授業
3 いのちの授業をつくる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆りはこ☆
7
性も死も、子供に教えるのは難しい。この本に載っていた子供たちの感想は、やはり純粋で素直なものだった。私は、死の授業だなんて受けたことがない。これからの子供たちのためにも、取り入れてほしい課題だと思う。2017/12/20
星野紗奈
1
レポート用に借りて読んだ。今までは疑問に思わなかったことを改めて教えてもらったような気がする。こんな授業をうけていたら、自分の感じ方も大きく変わっていただろうなと思った。2020/07/15
Arick
0
性の授業をいかに生活に結びつけるかという課題を自分も感じていた。 その一方で、死の授業の必要性は感じていなかった。 村井の言うように、死をタブーとしてしまっていた。 死の授業が必要かどうかから考えていきたい。 一般的な実践記録に加え、保護者などの客観的な視点が含まれていることで、より状況が伝わった。2015/04/15
くろ
0
命に伴う痛みや苦しみ、悩みも伝えようとする実践が素晴らしかった。2014/01/02
かい
0
性の授業というとどうしても科学的認識を如何に教えるかという観点が出てしまうが、生、生まれることありのままの生活者の視点を教えることが大事だと思った。 そして死を教えるといったことは発想もなかったが、死について考えることは生きることを考えることであり人生を考え、生きる力を育むことに繋がるように思う。型にはまらず子供にとって何が大切かをリアルに考えられた素敵な実践であった!2014/01/05