内容説明
本書が地域の戦争体験の継承に少しでも役立つよう、登戸研究所の戦争当時のようすとともに、すでに多くの研究棟がとり壊されている現在の状況についてもわかりやすくマップ化した。
目次
登戸研究所の謎を追う(新資料の発掘;登戸研究所を探る;アンケートにみる登戸研究所;『雑書綴』を読む;登戸研究所の歩みとその役割;登戸研究所と私たち)
戦争のなかの青春―今はじめて明かす戦争体験(痛恨の戦争体験;ビアク島に置き去りされた徴用工・相川幸太;日中戦争における加害の事実の告発・神谷量平;ビルマ戦・死の逃避行と捕虜生活・能村秀雄)
地域からみた15年戦争
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
20
2025年夏に川崎市の明治大学平和教育登戸研究所資料館に行ったので復習。同館は市民の平和学習講座である中原平和教育学級による調査研究の成果や運動によって創設に至った。本書はその平和教育学級の研究成果をまとめたもので、前半が登戸研究所について、後半は川崎の戦争体験者の証言や川崎と戦争の関わりについて。面白いことに川崎と同じ時期に、研究所の疎開先である長野県の駒ケ根でも高校生らが研究所の調査を進めていた。本書の刊行によって、その両者が連絡を取り合い、さらに研究が進んだという。(つづく)2025/10/01
ken
0
途中から登戸の話ではなくてプロパガンダに変わってしまってる・・・2014/11/03




