内容説明
労働組合は確かに変わった。動きはじめた「統一組織」から闘う労働者、労働組合は排除されている。変質した労働組合、労働者不在の労働統一論議―労働運動の復権は誰が担うのか。本書は「全民労連とは何か」を明らかにし「そのねらいと方向」をさぐると同時に、日本の労働運動の未来を模索した。
目次
1 変質―山武ハネウエル労組の軌跡
2 不在―全民労連とは何か
3 剥奪―労働法「改正」の意味するもの
4 復権―ある労働運動の現場から(江戸川ユニオン;音楽家ユニオン;労供労組協;ミツミ電機労組)
5 模索―二つのナショナルセンター構想(1990年解体を決めた総評大会;問われる官公労の体質)