内容説明
建設業界に革命を起こして急成長する企業から、電話1本でスタートしハイテクマシンで上場を実現させた経営者、さらには失敗・挫折を乗り越えて再起した経営者まで―気鋭のジャーナリストが詳細に描くアントレプレナー(起業家)の苦闘と感動のドラマ。
目次
工期半分の新工法で建設業界に一大革命―ビジネスホテルを柱に九州から全国に事業拡大(木村建設社長・木村盛好)
バランシングマシンを支える技術と営業のバランス経営―電話一本の販売代理店からハイテク製品を開発し上場実現(国際計測器社長・松本繁)
エンゼル(個人投資家)もベンチャーも増やし“日本再生”―信義を貫き“浄財”を集める(エンゼル証券会長・細川信義)
“平成物流革命”を先取りし飛躍―「めげている暇はない」 明るく前向きな姿勢で艱難も福に転ず(グルメン社長・沢田幸雄)
大正十四年に創業した会社を業種転換し上場―職人の技と最新技術を融合して超精密研磨・表面加工を実現(日本ミクロコーティング社長・渡辺信義)
“炭”を活用し「温故知新」で二十一世紀の技術革新に挑む―産学協同と大手企業の支援を得て“Aランク”認定(大木工芸社長・大木武彦)
公認会計士の経験を生かしてベンチャー企業を幅広く支援―経営者とリスクを共有し、ともにチャレンジ(野心満々社長・佐藤幹雄)
東大‐長銀を経て独立し二年九ヶ月でマザーズ上場―クリエイティブな作品に投資して日本を活性化(ジャパン・デジタル・コンテンツ社長・土井宏文)
音楽や画像を配信するマルチで自由な発想―買収で技術とノウハウを深化し事業拡大(スペースリンク社長・永用一彦)
高校を中退した球児が見つけたスポーツジムの道―体当たりと合理的精神で世界の企業とライセンス契約(スィンク社長・手塚栄司)〔ほか〕
著者等紹介
松浦利幸[マツウラトシユキ]
1976年(昭和51年)神戸市外国語大学卒、6年間、経済関係の週刊紙を発行する新聞社に勤務、大企業、財界などを担当。82年日本工業新聞社に入社、11年間にわたり、一貫して中小企業、ベンチャー企業の取材を担当。編集局産業第一部次長(コンピューター、電機、通信業界など担当部署のデスク)を経て、94年6月に同社を退社。96年3月号から2002年4月号まで日刊工業新聞社の月刊誌「トリガー」に毎号「アントレプレナー」、「VENTURE&TECHNOLOGY」、97年1月から2001年9月まで日本工業新聞に毎週「起業新時代」、「拓けニューセンチュリー」など連載。中小企業、特に、ベンチャー企業に関する取材、執筆をライフワークにしている。静岡県浜松市出身。埼玉県熊谷市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。