内容説明
1997年、京都で開かれた「地球温暖化防止締約国会議」に合わせて、「第3回京都国際マンガ展1997」を企画し、「地球温暖化は防止できる!!」のテーマで世界各国のマンガ家が作品を寄せた。その図録冒頭でモーズ(選考委員長)は、ようやく人類の未来の破局的行く末に気付きはじめ、さまざまな警告の声が上がっている。マンガ家もこれを機会に作品を描いたと記し、その特徴を「強烈な絵画表現とは、いつの場合も、だれもが耳を貸そうとしない長たらしい演説よりはるかに効果的」だと説いた。それから10年たった本年「洞爺湖」サミットで環境問題が中心議題になる。世界のマンガ家は、より人間らしい作品をもって「京都国際マンガ展2008」に参加した。