内容説明
米軍による村民虐殺事件で母を殺され、生きのびたダーちゃんは一一歳。戦後は南のふるさとで医療人となり、いまは三人の娘たちの母親となった。その生涯に戦争はどんなひずみをもたらしたか、戦中戦後の何度かの出会いから、ベトナム戦争をふりかえる。
目次
ソンミ事件って、なに?
ベトナム戦争と私たち 日本はどんな役割をはたしたのか
戦争孤児のダーちゃん(黄色いセータァの少女;1969年4月18日;生き別れになったまま;病院からの手紙;ダーちゃんとの再会 ほか)
私のベトナムの旅(1975年2月のテト;タコツボとB52と;カムテイン街の母子像;タイビン、ナムハ省の飢餓;その米を私は食べた!;2005年春にきて)
著者等紹介
早乙女勝元[サオトメカツモト]
東京・足立区に生まれる。戦争と貧困の中で、町工場に働きながら文学を志す。東京空襲を記録する会の推進力となり、東京大空襲・戦災資料センター(江東区北砂1‐5)設立に尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。