- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
第二次世界大戦中、ポーランドにはワルシャワ・ゲットーをはじめとして大小およそ400ものユダヤ人ゲットーがありました。その中のひとつ、クラクフ・ゲットー、そしてプワシュフ収容所でユダヤ人はどういう生活をしていたのでしょうか。彼らはどのような苦難を味わい、どうして虫けらのように殺されていったのでしょうか。本書では、クラクフで出会った四人の体験者の話と彼らの体験記を中心にそのことを考えました。そしてゲットーとして最大規模であり、しかも蜂起が起こったことで知られるワルシャワ・ゲットーで、200人のユダヤ人の子どもたちと生死をともにしたヤヌシュ・コルチャック、そして戦うことで自らの生きざまを示した、若いゲットー蜂起兵についても触れています。
目次
クラクフとユダヤ人(中世の面影を残す古都クラクフ;カジミェシュ大王がつくった町;クラツク・ゲットーとプウシュフ収容所)
苦難を体験した人びと(ステラ・ミュラー‐マディさん;ベルナルド・オッフェンさん;エステル・フリードマンさん;ミリアム・アカヴィアさん)
クラクフ・ゲットー博物館(パンキェヴィチの薬局;「ホロコーストの子の会」;今日のカジミェシュ;プシェミシル・ゲットーからクラクフへ)
コルチャックとワルシャワ・ゲットー(ヤヌシュ・ユルチャックと子どもたち;ワルシャワ・ゲットー蜂起)