内容説明
激動の六〇年代、筑豊炭鉱は国のエネルギー政策の転換で閉山に追い込まれた。高度成長の犠牲となった炭住街の人びとの生活を記録したデビュー作。そして沖縄。アメリカの施政権下で苦しめられ、本土復帰を願う沖縄の人びとの姿をとらえる。
目次
筑豊炭田は日本最大の産炭地
筑豊の鉱山の火は消えた
地底から死者たちの鳴咽
有明海の海底に消えた三池炭鉱
分散された作戦指揮権の在日米軍
“微笑の王国”いまなお受難と憂い
“琉球政府”の日本復帰から三二年
著者等紹介
桑原史成[クワバラシセイ]
1936年島根県津和野町に生まれる。1960年東京農業大学、及び東京総合写真専門学校卒業。1962年日本写真批評家協会新人賞受賞。個展「水俣病」に対して。1965年講談社写真賞受賞。「韓国」(「太陽」「週刊朝日」掲載)に対して。1971年日本写真協会年度賞受賞。写真集「水俣病1960~1970」に対して。1982年伊奈信男賞受賞。写真展「ドキュメント二人展」で、英伸三氏と共に。2003年韓国で東江賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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