内容説明
フランクフルト学派へのアメリカ第三世代による回答、その理論的到達点を示す最新論集。
目次
序論 アメリカ批判理論の現在―ベンヤミン、アドルノ、フロムを超えて
第1章 批判理論の再評価―アメリカにおけるフランクフルト学派の伝統
第2章 批判理論と経済学
第3章 アドルノの意図に反してアドルノを読む―ハリウッドからリヒャルト・ヴァーグナーまで
第4章 音楽の不可能性―アドルノ、ポピュラー音楽と他の音楽
第5章 自律的芸術の社会的意義―アドルノとビュルガー
第6章 アドルノにおける主観的な美的経験とその歴史的軌跡
第7章 シェーンベルクからオデュッセウスへ―アドルノとヴェルマーにおける美的、心理的および社会的総合
第8章 エーリッヒ・フロム、フェミニズム、そしてフランクフルト学派
第9章 フーコーとともにマルクーゼを再訪する―『解放論』と『性の歴史 第一巻』の出会い
第10章 自由は「支配階級の発明品」か?―系譜学・消去・自律性
第11章 美学と非美学―ヴァルター・ベンヤミンの「芸術作品」論再考
第12章 知識人の責任とは
著者等紹介
永井務[ナガイツトム]
東京国際大学教授。監訳に「アメリカ批判理論の現在」がある
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