内容説明
青春のかぐわしさ、ほろ苦く過ぎ去ろうとする“僕”の初恋(『山の風景』)。一生分の美しいものを見た。もうあと何もなくても生きていける…!(『パリの家』)。転落する魂を渾身で支えたい。胸えぐる孤独と愛(『光の汀』)。東京、パリ、横浜を舞台に奏でる哀しくも美しい3つの物語。“他者”の海をたゆたう翻訳家、満を持しての作家デビュー。
著者等紹介
須加葉子[スガヨウコ]
1946年東京に生まれる。1968年東京大学仏文科卒業。京都府立医科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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