内容説明
イギリス南西部に位置するウェールズ。そこで話される「ウェールズ語」が辿った「衰退」と「復興」。言語を存続させるための行動を理解することで、私たちにとって言語とは何か、が見えてくる。
目次
第1章 ウェールズ語はどのような言語か
第2章 衰退への2つの波
第3章 言語境界線の移動と次世代の言語
第4章 ウェールズ語と学校教育
第5章 復興への取り組み
著者等紹介
松山明子[マツヤマアキコ]
ウェールズ大学カーディフ校に留学。留学中にウェールズ語学習者向けの試験Defniddio’r Gymraeg(GCSE Oレベル相当)合格。鶴見大学文学部英語英米文学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
32
ということで、ウェールズ大カーディフ校でお勉強した著者によるウェールズ語興亡史概観的ブックレット。50ページ強の薄い冊子だけれど、ウェールズとウェールズ語を取り巻く環境の変化、そして元気と言われつつも衰退しそうな危機を孕んだ現代の状況といったことがサクッと読めるのはとても良いことだと思う。というか、全国の学校図書館はいれなさいって感じ(笑)。いや、かなりマジで。基本的に英語で通る地名は英語でって方針だけれど、LLanelliはサネシーと書かれててもう狂喜乱舞(笑)2017/03/15