内容説明
レバカツ、甘辛カレイに焼肉ライス…白いご飯にアッツアツの味噌汁、そこに本日の焼き魚が運ばれて―。実直一筋に定食道を極める今柊二をして「ああ、たまらんね!」と言わしめる店、メニューの数々。
目次
分厚く美しいカリカリ衣のハムカツ―コシバ食堂
ごちそう感に満ち満ちたハンバーグ―洋食プクプク亭
新鮮な肉のおいしさ全開ポーク丼―炭火焼肉・ホルモン
濱蔵 茅ケ崎店
香ばしくクリスピーなアジフライ―中華料理タマヨシ
鉄板の上にドーンとカルビ、ご飯も進む―横濱みなと亭(番外・東京編)
サクサクサク揚げ方絶妙チキンカツ―とんかつ美とん さくらい 井土ケ谷店
おいしいから食べにくる立ちそば店―川村屋
丸亀劇場「第二幕」―丸亀食堂
新鮮中おちと充実+大量のおかず軍団―伊勢料理 志摩
揚げたて天ぷら6種小皿も充実―博多天ぷら なぐや 元住吉店〔ほか〕
著者等紹介
今柊二[コントウジ]
1967年生まれ。横浜国大卒。大学時代から17年間横浜暮らし。定食評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
28
シリーズ4作目。定食というものは一品料理と違い、美味しいだけでなく食事としての完成度、満足感が問われる。日本人の食事観の基本とも言える存在。だからチェーン店の定食であってもホッとする感じがあり、個人店の「心尽くしの」定食となれば、ちょっとした感動すらある。付け合わせや味噌汁、小鉢、漬け物等にもお店の配慮が感じられたりする。著者は基本的に能書きを言わず、元気よく沢山食べ、お店の美点を褒める。安さや雰囲気(ほっこりできる事)も重視する。この姿勢をエラいと思うのは、やっぱり自分もおっさんだからだろうな。2017/08/17
河瀬瑞穂@トマト教司祭枢機卿@MMM団団長
16
余計な知ったかぶりや蘊蓄も無く、食事を楽しんでいる感じがとても素敵な定食食べ歩きエッセイ。コレの連載のためだけに新聞とってもいいかもしれない(笑)家系ラーメン屋のラーメンライスも「定食」に入れてしまう懐の深さと緩さがまたいい。読んでいてとても楽しかった。2015/01/19
Akito Yoshiue
3
安定の読みやすさ。2014/12/06
湘南☆浪漫【Rain Maker】
2
神奈川新聞で連載されているかながわ定食紀行。毎回楽しみに読んでいて、買ってみようと。 外食はほぼラーメン屋さんで、定食屋さんに良く行くわけじゃないんだけど(苦笑) 何かの機会にぷらっと立ち寄りたいな、と思わせる文章で目で楽しんでいたり。2015/04/09
ちゅるふ
2
何とかいけそうな場所の店も出てるので、つぶれぬ内に行っておかなくては!2014/12/06