中経の文庫<br> 消えた古代豪族「蘇我氏」の謎

電子版価格
¥704
  • 電子版あり

中経の文庫
消えた古代豪族「蘇我氏」の謎

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784046016515
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

出版社内容情報

大きな謎に包まれた、古代最強にして、“消えた一族”のすべて蘇我稲目の墓ともいわれる「飛鳥のピラミッド」都塚古墳の発見で、ますます盛り上がりを見せ、注目される謎の古代豪族・蘇我氏の正体。歴史の闇の中でいまなお漠然としている同氏の全容に迫る!

『歴史読本』編集部[レキシドクホンヘンシュウブ]

内容説明

日本古代史における「最強の豪族」との呼び声も高い「蘇我氏」。絶大な権力を握った一族は、なぜ歴史の表舞台から忽然と姿を消したのか?そもそも彼らはどのような出自を持ち、いかにして古代王権の中枢を牛耳ったのか?いまなお漠然とする同氏の全容に、通史、一族の人物たち、関連の遺跡など多角的な視点から迫る!

目次

第1章 蘇我氏の興亡(蘇我氏の軌跡1 謎の豪族・蘇我氏の出自とは?;蘇我氏の軌跡2 蘇我氏の台頭 ほか)
第2章 蘇我氏、謎の一族を追う(蘇我稲目―「蘇我氏四代」の初代;蘇我馬子―蘇我氏を古代最強の豪族に導く ほか)
第3章 蘇我氏をめぐる史跡と謎(都塚古墳―近年、もっとも注目されている蘇我氏関連遺跡;飛鳥寺―馬子創建の蘇我氏のシンボルとも言える寺 ほか)
第4章 梅原猛「日本史のなかの蘇我氏」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふたば

9
どうしても、日出処の天子や天井の虹と言ったコミック、額田王や、紅蓮の女王などの小説のイメージが染みついていて、この時代の人物を知ろうとすることはなかなかに難しい。また、研究が進んで、これまでの人物像がいつの間にやら変わっている場合もある。こちらの知識も少しずつアップデートしながら、フィクションの世界のイメージと現実を切り離す作業が必要だ。2025/03/02

tomo

6
☆☆☆☆ 天皇とともに朝鮮の使者を迎える三韓の儀。列席中の蘇我入鹿は、天皇への上奏文を読み上げる石川麻呂の声が震えているのに気付く。「どうした」と声をかけると、気合もろとも斬りかかる中大兄皇子。古代史上、最大のクーデター乙巳の変(大化改新って習いましたよね。昭和40年代生まれ) 専横振りが目立った蘇我一族は滅亡したかと思いきや、傍流は生き残って…勝者の歴史書(日本書紀)ではあるが、当時の人物・歴史背景を考えるとテンション上がってきますね。映像化すればきっと面白いのに。2019/06/30

6
イルカ(入鹿)・カタマリ(鎌足)・蒸殺し(645年)。覚えやすいフレーズが続く飛鳥時代、蘇我氏の歴史概要をピックアップした一冊。教科書だと逆臣としか書かれてないけど、意外に有能な人物揃い。推古天皇が後継者さえ決定していれば大化の改新は起きなかった(失敗)したのではとも思える。ローマの周辺国もそうだけど、後継者をちゃんと決めとかないと内乱になるね~。個人的にへぇ~と思ったのが、聖徳太子は蘇我氏系統の皇子。推古天皇時代は蘇我氏一強だな。2017/03/08

NyanNyanShinji

3
タイトルだけを見ると「と」臭いけど、蘇我氏の起こりから本宗家の滅亡・支流の存続と没落と同氏の歴史に始まり、同氏のゆかりの地の紹介・解説と中身はなかなかに硬派。此の書の掉尾を飾ったのは梅原猛氏の談。蘇我氏によって仏教を熱く広めた事が、古代から現代に至るまでの日本人の仏教観・思想にも大きく影響を及ぼしたとの氏の意見は大きくうなづけた。電子書籍にて。2023/12/27

shiggy

3
蘇我氏の「謎」ってほどの事はないけど、蘇我氏を少し深堀り。悪役で描かれがちだが、日本の基礎を作った偉大な氏族であると思う。恐らく渡来系だろうが、彼らが開明的であったからこそ、その後の聖徳太子等が続いたのだろうと思う。この前、石舞台古墳に行ったが、蘇我馬子の古墳だとは知らなかった。2022/12/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10998787
  • ご注意事項

最近チェックした商品