内容説明
本来、数学は自分流に考えて楽しむもの。江戸庶民がどう和算（数学）をとらえ、楽しんでいたかを再現。算額の絵馬やその問題に接しているうちに、いま持っている数学に対するイメージが変わって楽しみ方が分かってくるはず。
目次
第１章 算額よもやま話
第２章 算額小手調べ（入門編）
第３章 算額道場の入門（初級編）
第４章 昇段問題（中級編）
第５章 算額師範への道
第６章 遺題
著者等紹介
佐藤健一［サトウケンイチ］
１９３８年満州国新京市生まれ。１９６２年東京理科大学理学部数学科卒業。現在、国士舘大学非常勤講師、日本数学史学会会長、和算研究所理事長
伊藤洋美［イトウヒロミ］
１９５８年広島県生まれ。１９８１年津田塾大学学芸学部数学科卒業。現在、自由学園講師
牧下英世［マキシタヒデヨ］
１９５９年愛知県生まれ。１９８７年東京理科大学理学専攻科数学専攻課程修了。現在、筑波大学附属駒場中学・高等学校教諭
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感想・レビュー
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nanoko
3
読んだ…とは言えないかも知れないですが、文章部分は読んだので読了としました。問題部分は飛ばし読みです。『天地明察』を読んで衝動的に図書館で借りたのですが、本当に興味があるなら買って手元に置かなきゃダメですね。返す時期を考えたら私のような文系人間は問題に手をつけることすら憚られてしまいました(笑)2012/01/22
hazama
0
「算額の調査とマナー」の項が有るのが素晴らしい。算額題は現代的解が付いていて解りやすいが、贅沢を言えば、解で使う点や線は、図に全部入れて欲しかった。文意から読み取れない接点がいきなり出てきて混乱すること屡々。あと誤字も微妙に。2010/08/24
kinaba
0
この本も問題紹介が主。零約術の説明変じゃないかなあ。この術で√の小数近似を既知とする必要はない(近似分数を二乗すれば大小判定できるのだから)。2020/11/15
