内容説明
科学捜査研究所では、各警察署あるいは捜査、鑑識などから持ち込まれる様々な資料について、いろいろな専門領域を応用しながら、それぞれのセクションで、専門の技師たちが、より良い検査鑑定のための研究開発に力を注ぎ、分析に、異同識別に、そして検査鑑定に努力しているのです。本書では、筆者自身が、約３０年間にわたって、担当してきた、科学捜査のほんの１部の範囲だけについて、つれづれなるままにのべてみます。
目次
１ 油と事件（油の種類が決め手の事件；犯罪事件と「油」との関係；放火事件のむずかしさ；検査の移り変りと事件の多様化 ほか）
２ ミクロ生物と事件（プランクトンが決め手；犯罪事件に登場するプランクトン；プランクトンの検査・観察はどのように ほか）
３ 色と犯罪（誘拐事件と筆記具；色材とは；筆記具の仲間；いろいろな事件と色材とのかかわり；色材の検査は、どのように；印刷物の事件）
４ 科捜研のプロフィール
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒコ。
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化学（≠科学）分析を専門とする著者による書。プランクトンに関する記述もあるのだが、完全に著者の趣味の世界。こんなところでプランクトン愛を見るとは意外2014/10/30
