内容説明
本書は二部構成とした。第1部には、杜甫の詩を、生活者としての視点からとらえ直したいという願いから執筆した文章を、第2部には、杜甫に見える、一見平易な言葉のように見えながら一律には扱えない詩語について考えた文章をそれぞれ集めてある。
目次
1 杜甫の詩(食事を詠ずる詩;飢餓を詠ずる詩;白髪を詠ずる詩)
2 杜甫と詩語(「春望」の「国」について;「秦州雑詩」の「因人」について;「同谷歌」の「狙公」について;「東西南北の人」について―杜甫と高適の酬和詩を中心として;杜詩と「牛馬」;杜詩と「牛羊」;杜詩と「熊羆」)
著者等紹介
後藤秋正[ゴトウアキノブ]
1947年、静岡県御殿場市生まれ。北海道教育大学札幌校教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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