目次
台湾文学のおもしろさ―序にかえて
1(台湾文学の歴史と個性;文学から見た八〇年代の台湾 ほか)
2(郷土文学論争(一九三〇‐三二)について
台湾の日本語文学と台湾語文学 ほか)
3(近代文学形成の構図―政治小説の位置をめぐって;魯迅と斎藤野の人)
著者等紹介
松永正義[マツナガマサヨシ]
1949年東京都生まれ。一橋大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yuma6287
6
台湾文学史のおもしろさ。でしょう。タイトル詐欺ですよ。台湾文学のおもしろさを知りたい人が手に取る本じゃなかった。この表題で認可した出版社を許さない。論文に誤字訂正を加えてまとめただけの本というのも、味気なくてつまらなさに拍車をかけた。当時の情勢何回出てきた事か。このタイトルなら、大幅に加筆修正を行うべきだし、小説の内容にもっと触れて良い筈。100円で売ってても漫画を手に取る。台湾特融の文学性や著者の台湾文学研究史を知りたい人にオススメ。2023/11/10
Yanagi
4
台湾文学につにての論文集。文学だけじゃなくて、台湾の歴史や政治についても語っている。台湾文学は世界史の中、そして、東アジアとの関係の中の特殊な役割を明らかに説明する。台湾の歴史だけじゃなく、未来も深く関心がある。とっても勉強になりました。2013/12/22
ふみ乃や文屋
0
文学を知るには、その時代・社会などの背景を知らねばならない。私は盲目であった。蒙を啓かれた気がする。2016/04/26