内容説明
本書は12・3世紀、南宋の史実を対象とする文献資料から1990年代の社会調査に至るおびただしい素材群を駆使して行われた、14世紀、元朝後半より、19世紀、清朝末期までの中国江南農村社会における民衆の信仰を対象とする初めての体系的な研究である。
目次
神々の来歴(蘇州府常熟県;常州府江陰県)
鬼から神へ―総管信仰成立の契機と構造
明朝の祭祀政策と郷村社会
商業化と都市化―宗教構造の変動
信仰と社会経済
著者等紹介
浜島敦俊[ハマシマアツトシ]
1937年鹿児島生まれ。大阪大学大学院文学研究科名誉教授。文学博士
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