＜ＣＤ＋テキスト＞ やさしい英語の発音 - ＣＤとイラストで楽しく学ぶ

原岡笙子

語研（1998/06発売）

• サイズ B6判
• 商品コード 9784876155033
• Cコード C0082

出版社内容情報

発音の基本となる16個の母音と24個の子音を徹底的に学習します。発音方法がイメージできる口の正面図と断面図、専門用語を避けたわかりやすい例えで、英語らしい発音の仕組みが理解できる一冊です。発音の基礎をしっかり身につけたい方、カタカナ英語を脱したい方におすすめいたします。

≪はじめに≫
　中学と高校で6年も英語を学習したのに、簡単な単語を口にしてもわかってもらえず、結局相手とのコミュニケーションが持てずにくやしい思いをしたことのある方は多いと思います。発音さえしっかりしていれば、一語でもある程度の意思疎通が可能であるのに、本当に残念です。このような経験をしたことがあると、どのような発音なら通じるのか、どのようにして音を出せばよいのかということに、たいへん関心が強くなるものです。
　リスニングの力は、継続して聴き続けることでかなり身に付きます。スピーキングも、良いモデルをまねすることで、かなりのレベルまで到達することができます。ですが、発音の仕組みを理解しながら音に出すという練習をすると、音のルールが自然に身に付き、まねをしたときの例以外の場合にも応用することができます。基本から、しかも体系的に学習することは、「急がば回れ」の格言のように、次のステップに移るスプリングボードになるはずです。
　“I bought a hut in Karuizawa.”と言って、「軽井沢にヒュッテ（小屋）を買った」と言ったつもりが、「軽井沢で帽子（hat）を買った」という意味にしか表せないとくやしいですね。ただ[]と[]の違いを区別するだけでよいというのに。
　このような方々のために、わかりやすく、しかも基本的なものだけを体系的に記述しました。音の基礎訓練は多少単調さを伴うものですが、イラストを見ながら、カタカナ表記を参考にしながら想像の世界を広げて、ひとつひとつ征服していって下さい。単語で正しく発音ができるようになったら、文の中で、しかもアメリカ人の話す普通の速さで言えるように練習しましょう。本書はここまでを到達目標にしていますが、より英語らしい話し方をするには、英語のリズムやイントネーションなどを身に付け、Englishness(英語らしさ)を自分のものになさることを願っています。

1998年6月
原岡　笙子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ao*]

英語の発音について、日本人にイメージしやすく書いてあります。良い本。

2011/04/12