出版社内容情報
日常中国語会話の必修フレーズを、「聴く・音読する・書く」ことを通して身につける教材です。ネイティブ・スピーカーの発音を繰り返し聴き、声に出して言うことは、中国語を習得するうえで大切なことです。本書ではさらに、小学校で教わったときのように「書く」楽しみを味わうことで、より大きな学習効果が期待できます。CD2枚付き。
《はじめに》
今、大学生の間では第二外国語の履修科目として中国語が人気があると聞きます。また、趣味・教養のため、あるいは、対中国語圏とのビジネスを考えて中国語を勉強している方や、各種中国語検定の資格を取るために中国語を学んでいる方々も多くいることでしょう。どのようなきっかけにしても、中国語に興味を持った方々に、中国語を道具として中国語圏の方々とコミュニケーションすることの喜びを味わっていただけたら、という思いで本書を編みました。
本書の目的は、日常中国語会話の「必修フレーズ」を、実際に「聴く」「音読する」「書く」ことを通して身につけることにあります。ネイティブ・スピーカーの話す中国語を何度も聴いたり、実際に何度も声に出して言ってみることは、中国語を効率よく身につけるうえでとても大切なことです。本書ではさらに、みなさんが小学校のときに勉強したように、「書く」楽しみも味わうことができます。
学習の進め方は、まず、1)CDを聴きながら本文を何回も目をとおす、2)一つの表現を聴き終わったら音読する、3)本文を見ないでCDの音に続いて何回も繰り返して音読する、4)一つの表現の音声が始まるとほぼ同時にあとを追っかけて音読する、そして耳が慣れてきたら、5)声に出して読みながら「なぞり書き」をする構成になっています。
日本人は特に間違うことを気にする傾向が強い、と中国語を教えている先生方からよく聞きます。間違えることは恥ずかしいことではなく、間違えることで正しい言葉が身につくのだと考え方を変えてみましょう。一言でも二言でも、本書の中の言葉を使って、ぜひ中国語圏の方々との会話のキャッチボールをする楽しみを味わってみてください。さらに、中国語が楽しくなることでしょう。
本書がさらなる学習の基礎として読者の方々にお役に立てれば、これ以上うれしいことはありません。
2008年3月
著者