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内容説明
東北に伝わる、人を幸福に導くという伝承に隠された事実「ケサランパサラン」(蕪木統文)、公式シナリオライター陣が描く有名都市伝説三編「ベッドの下の男」「パッシング」(瀧本正至)、「死体洗いのバイト」(林直孝)、小学生四人が興味本位ではじめた儀式の惨劇には、驚愕の真実が…「虚儀式」(山下卓)。日本一ソフトウェアが放つ異色のホラーアドベンチャーゲーム、アンソロジーノベルで登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フリスビー
7
「ベッドの下の男」「死体洗いのバイト」「パッシング」の3編の短編を2つの中編で挟むような構成になっています。メインは中編2つですね。「ケサランパサラン」は小暮巡査部長が主役の話で、70年代に広まったケサランパサランという精霊の正体が鍵になります。小暮さんのキャラが良く描写されていて満足です。「虚儀式」は、オカルト雑誌の記者・八神と霧崎水明が「アンサー」と呼ばれる儀式について追う話。犠牲を用意せず、願いだけ叶えてもらおうとするとこんな恐ろしい目に遭う、と言うことですね。短編はゲーム雑誌に掲載されたもののよう2013/02/14
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
6
ホラーアドベンチャーゲームの公式アンソロジーノベル、都市伝説などが絡んだ不可解な事件の謎にせまる連作短編集。相変わらず元となるゲームを知らずに読んじゃってますけど、“ケセランパラサン”での小暮警部の純朴な人柄や“虚儀式”での八神と霧崎のくせ者同士のやり取りなどが面白かった。 “死体洗いのバイト”は短いながらもガチで不気味な一編だったし、電撃文庫『あなたの街の都市伝鬼!』が好きな身としてはベッドの下の男やパッシング(屋根女)は馴染みある題材だったので思わずニヤリとしてしまいましたw2013/08/26
加砂
2
5人の作家さんが小編と中編を書いている短編集。山下卓さんの「虚儀式」は良かった。2011/01/30
ちくわフライ
2
ラノベのノリが分かる人にはまあまあな作品かもしれない。このシステムを作った新作続編に期待2011/01/17
kazu_0912
1
ゲームが好きだったので古本でやっと購入。小暮メインの話などもあり、なかなかよかった。シリーズの独特の雰囲気ももっていたので、ファンの人には楽しめる内容。2011/10/23