内容説明
近代文明の負の側面が明らかになりつつある。そしてそれは百十年前に、小泉八雲が教えてくれていたことだった。
目次
序章 天災と人災―科学技術万能主義、経済効率至上主義の蹉跌
第1章 東と西―八雲の予言と忠告
第2章 無心から去私へ―漱石の苦闘
第3章 無我と悟り―シャカの悟りとは
第4章 超我の思想―近代理性主義の克服
著者等紹介
赤堀芳和[アカボリヨシカズ]
1945年(昭和20年)静岡県生まれ。1968年(昭和43年)一橋大学社会学部卒業、大手メーカーに就職。主として営業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aya Murakami
78
図書館本。コロナの季節より。 小泉八雲と夏目漱石とシャカを引用しながら情が凍り付いたような厳しい世の中を渡っていくすべを書いた本…かな? ソーシャルディスタンスを保つために人込みを避けてのどかな自然を自然もまま楽しむことはコロナという災害を生き抜くためには結構重要かと思われますね。私自身の場合でも不自由な世の中になっても落ち葉の感触を足の裏で楽しむ自由はあると理解できましたし…。 所有よりも何になりたいか。厳しくもそれを目指さなければならないのですよね。2021/10/30
Humbaba
10
何を大切だと感じるか.それはひとによって異なっている.その違いというのは決して悪いものではない.他者と同じでなければならないというのは幻想であり,それにとらわれずに生きることこそが重要なのである.2013/05/07
yukioninaite
1
シャカの悟りとは、の章は、ちょっとどうかとは思いましたが、楽しく読めました。2013/06/30