著者等紹介
浅岡鉄彦［アサオカテツヒコ］
早稲田大学理工学研究科終了。パリ大学に学ぶ
大森翠［オオモリミドリ］
京都市立芸術大学洋画科卒。国立パリ高等美術学校に学ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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遠い日
3
何かの啓示のように、突然野原に現れた大きな矢印。ただ、天を指して立つ。動物たちは矢印の指す天を見上げては、その意味を考える。やがて、また突然に消えた矢印の痕跡に翻弄される動物たち。大きな矢印はこの地上のどこかに、百年に一度くらいずつ現れては消えていくのだという。人が何気なく空を見上げるのは、微かな矢印の記憶だろうか。奇妙な奇妙な話。2013/06/14
