感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パラ野
11
貴重な20世紀のギリシャの散文を翻訳したもの。現代ギリシャ文学で翻訳されているのは、詩が圧倒的に多く、小説はカザンザキスだけという状態です。本書は散文詩のようなものと、1930年代頃のギリシャの文学の状況を憂う論文のような散文のような、弾劾のようなものの二編。地名などの翻訳にクセがあるので、アッチキー地方でアッチキチキチーと変なリズムが頭を回ってもうた。アッティカでいいんじゃない?アッティキ。カザンザキスもカヴァフィスも同時代だったあの頃の文学の状況を知るにはいいかも。2014/07/22
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