内容説明
万引き少年が何と検察官・裁判官に。軽妙な庶民感覚で堂々と異端児の信念を貫いた人権派が斬新な護憲論を展開。
目次
第１編 万引き少年から老裁判官までの奔放な反骨人生（万引き少年の挫折と復活；Ｂ２９による爆弾の洗礼とわがままで見栄っ張りな母の思い出；カンニングのボランティアと番長たちの喧嘩の美学 ほか）
第２編 中高年からの余技、それは栄養価の高い道草（夜のアバンチュールから登山・ソフトボールを経て百人一首かるたへ；六〇歳からのテニス、六八歳からのフルマラソン、六九歳からのクロール、七〇歳からのＮＯＶＡ；百人一首かるたに見る文武両道と文理両道（権力者と知識人はもっと視野を広く） ほか）
第３編 大東亜共栄圏構想の罪科と「君が代」批判と余生の心境（信仰と哲学）（級友李夏鐘の思い出と大東亜共栄圏構想の罪科；万世一系の天皇家ご安泰のための「君が代」批判と護憲論；幽霊と川柳と唯物主義者の信仰 ほか）
著者等紹介
松林健［マツバヤシタケシ］
昭和７（１９３２）年２月大阪市に生まれる。昭和２６（１９５１）年３月長崎県立長崎西高等学校卒業。昭和２６（１９５１）年４月長崎地方検察庁に入庁。昭和２９（１９５４）年３月長崎大学商業短期大学部卒業。昭和３６（１９６１）年１月司法一次試験（大学教養課程修了資格）合格。昭和４９（１９７４）年８月副検事任官、東京地検及びその管内に勤務。平成４（１９９２）年４月検事昇任、平成７年２月定年退官。平成７（１９９５）年８月簡易裁判所判事に任官、平成１４年２月定年退官。平成１４（２００２）年４月春の叙勲で勲三等瑞宝章を受章。現在、神奈川県かるた協会副会長・（社）全日本かるた協会八段（公認審判）
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