内容説明
大海原に浮かぶ空母も、高空から見るとほんの一粒の豆のようにしか見えない。この空母に着艦する時、またこの空母から発艦する時、いずれの場合にもパイロットには高度の技術が要求される。ベトナムでの空戦記もまじえ、パイロットたちの姿を描いた迫真の航空実録。
目次
第１部 空母パイロットへの道
第２部 サタンの子供たち
第３部 陸上勤務
第４部 海のブーメラン
第５部 トンキン湾の戦闘行動
第６部 再びベトナムへ
第７部 最後の歓声
第８部 バトル・アクス（戦いの斧）
第９部 最後の着艦
感想・レビュー
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きりまん次ゃ郎
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テキサン練習機から、F6F、F-8にF-4、そして最後にF-14と多様な航空機を飛ばした著者の、三十年近くにのぼる空母艦載機のパイロットとしての多彩でユーモアのあるエピソードにあふれている。繰り返し語られる空母への着艦の困難さへの言及に、空母への着艦が「制御された墜落」と揶揄される意味がうかがいしれる。戦闘の記述こそ少ないが、いかなる訓練と経験を持ってアメリカ海軍で一人前の空母パイロットが育てられるのか良くわかる一冊。2013/10/05
