内容説明
帝銀事件の真相。３７年間あらゆる角度から調査。今、戦後の混乱期に光をあて、真犯人を追求する。帝銀事件（集団毒殺）を起こした特務機関員。思いがけず彼に気付いた私。彼は捜査本部で重要参考人として調べられた数少ない一人で、米軍の圧力によって釈放された。平沢が彼によってどのようにして真犯人にされたか。
目次
第１章 不思議な歯医者
第２章 虎の絵の金屏風
第３章 重要参考人
第４章 平沢の仲間
第５章 平井の清水について
第６章 アリバイ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
turutaka
1
とにかく読みにくい。話し言葉をそのままテキストにしているのかっていうくらい、主語と述語の関係が飛びまくっているし、エピソードや登場人物の整理も全くできてない。編集はなにをしているんだと怒りすら湧く。 だが、内容は帝銀事件に関して超一級の資料と言える。平沢を帝銀事件ではシロとしつつも、悪い仲間にハメられたという推理はお見事。説得力をもたせるだけの膨大な取材をやってのけている。個人的に「真犯人」に殺されかけていることがこの情熱を産んだのだろう。この努力は凄い。2022/06/17
-
- 和書
- おなら犬ウォルター
