出版社内容情報
本を代表する書家として、その独創的な制作が世界的に注目される石川九楊(1945‾)。 その活動のもうひとつの軸が、後進の指導です。書塾を開き 46 年、塾生への折々の問い かけや励ましを中心に、書を学ぶすべての人へ向けて発してきた数多の言葉を厳選、整理 し、凝縮しました。時に詩的に、時に随想・随筆風に、そして時に協働へのエールとして。石川自身が「書の教育者としての自伝」と位置づける一冊です。
【目次】
内容説明
「忘れちゃいまいか書くことのかけがえなさを」墨を磨り筆を持つすべての人に送る珠玉のメッセージ集。「書くとは筆蝕することである」「書の美しさとは筆蝕の美しさである」その真髄を伝えるべく言葉を尽くした書塾での四十六年の軌跡。「書の教育者」としての石川九楊の自伝。
目次
詩的エール すんだ空気があってあたたかい日ざしがあってそよそよとわたる風があって(白と黒;誤字・脱字;書 ほか)
随想的エール 美神は細部に宿る(出帆;嵯峨豆腐;文に馴れよう ほか)
協働へのエール 臨書 創作 書展(恥をかくこと、おもいきること;会の第二期のスタートに際して;新しい会の出発に向けて、智恵を結集してください ほか)
著者等紹介
石川九楊[イシカワキュウヨウ]
1945年福井県生まれ。京都大学法学部卒業。書家。京都精華大学名誉教授。著書に『書の終焉―近代書史論』(同朋舎出版、サントリー学芸賞受賞)、『近代書史』(名古屋大学出版会、大佛次郎賞受賞)『日本書史』(名古屋大学出版会、毎日出版文化賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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