内容説明
少年とオンボロじてんしゃがくり広げる友情ものがたり。こいつを乗りこなせれば、どんな友だちともうまくつき合えるはず…。『あらしのよるに』の作家・きむらゆういちと自転車を描いて30年の画家・平澤重信が異色コラボ!
著者等紹介
きむらゆういち[キムラユウイチ]
1948年東京都生まれ。多摩美術大学卒業。純心女子大学客員教授。造形教育の指導、テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家になる。大ベストセラーとなった『あかちゃんのあそびえほん』(偕成社)、第26回講談社出版文化賞絵本賞や第42回産経児童出版文化賞JR賞を受賞した『あらしのよるに』(講談社)ほか著書多数
平澤重信[ヒラサワジュウシン]
1948年長崎市生まれ。日本大学農獣医学部卒業。武蔵野美術大学油絵学科非常勤講師。自由美術協会会員。安井賞展、日本国際美術展、現代日本美術展、シェル美術展などに出品。90年に靉光賞受賞。現在個展を中心に油彩、ガラス絵、ミクストメディア、墨のドローイングなどの発表を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
22
なんでも断捨離していいとは限らないなあとは思うけど2020/01/31
いっちゃん
14
悲しくて、暗い絵。でも、古い自転車との出会いでちょっとワクワクしてくる、ラスト。私も自転車が欲しー。2015/11/14
みさどん
8
自分の自転車が壊れて、古い自転車と巡り合ってからのお話。物を大切にする気持ちをじーんと味あわせてくれる。きむらゆういちさんが真面目に仕上げてくれています。絵が、子どもが書きなぐったようなできあがりが、またいい。一つの物を最後まで使い切るってなかなかできない現代だから、こんな思いを忘れないでいたいもの。自転車の乗り方まで考えるかな。2015/04/12
ヒラP@ehon.gohon
1
友だちと遊んだり、行動エリアを広げたり、子どもにとって自転車は最重要アイテムなのだと実感させられるお話です。 小さいころに買ってもらった自転車は小さくなってしまったし、新しい自転車を買うお金がないとき、使い回しの中古品は格別うれしいものなのでしょう。 でも、使い古された自転車は、癖があって乗りこなすのは大変です。 その癖を制覇するのも、子どもならではのだいご味なのでしょう。 平澤さんの不思議な絵が、効果的だと思いました。2014/06/29
young
0
最近自転車に乗るようになった上の子に向けて。ボロボロの中古自転車には思い出がたくさん詰まっているお話2025/06/01