内容説明
アルゲリッチだったらビーフシチュー、マリア・カラスならムサカ…総勢50名の巨匠音楽家がレシピに!?世界の著名演奏家との長年の交流で、その音楽性と人間性に魅了されてきた著者が、アーティストのイメージに合わせて料理を創作。全50品目のレシピ付き。演奏家の知られざるエピソード満載!
目次
1(ヨーヨー・マ―超絶技巧のあっぱれ酢豚;小澤征爾―世界制覇の黄金ちらし寿司 ほか)
2(ワレリー・ゲルギエフ―パワーの基はだいこんのステーキ、牛肉のしぐれ煮添え;内田光子―素で勝負、れんこんとカリフラワーの揚げポン酢 ほか)
3(パーヴォ・ヤルヴィ―バリアのない国際的な人気者、実だくさんのミネストローネ;樫本大進―ストレスを吹き飛ばす、エネルギッシュ・かつ丼 ほか)
4(フランク・ペーター・ツィンマーマン―みんなに愛されるほくほくのポテトコロッケ、ザワークラフト添え;辻井伸行―心もからだもハッピーに、具だくさんの満腹かに玉 ほか)
著者等紹介
伊熊よし子[イクマヨシコ]
音楽ジャーナリスト、音楽評論家。東京音楽大学卒業。レコード会社、ピアノ専門誌『ショパン』編集長を経て、フリーに。音楽専門誌だけでなく、新聞、一般誌、情報誌、Webなどにも記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヨハネス
5
超一流アーティストのインタビューと、料理レシピという二大好物の組み合わせ、一粒で二度おいしい。このアーティストに似合う料理はコレ、という組み合わせは完全にこじつけですが、料理に興味ある方なら笑って楽しめばいいのです。レシピ写そう。50人ものインタビューが載っているので、一人一人の内容が少なめに感じます。が、それは逆にもっと詳しく知りたくなるほど強く惹かれるからだと思います。内田光子さんはテレビも電子レンジも車も持たず、バター、パン、チーズ、ボルドー赤ワインとシャンパンが好き。なんとあたしにぴったりなんだ。2017/09/22
steve
0
クラシック音楽家の写真とおいしそうな料理の組み合わせが面白そうなので読んでみました。正直言って、勝手に音楽家に料理のこじつけるは、あくまでも自己満足であまり意味がないように思えましたが、音楽とは無関係に一度食べてみたいという気にはなりました。でも、こういう野暮かことを言うこと自体が、この類いの本を読む資格がないのかも。2014/01/28
すいれん
0
現代の音楽家、演奏家のインタビュー記事と著者がなぞらえた…わりと独断と偏見…レシピ集。インタビューはアーティストの旬の時季のものな感じ。マイスキー、アルゲリッチ、シノーポリ。レシピはないけどブロムシュテット。最近になってマリア・カラスをよく聴くようになったので興味深く読む。(声楽の先生がシュワルツコップやアーメリング推奨派だったから聴く機会がまるでなかった💦)レシピは簡潔で細やか。オニオングラタンスープが特に美味しそう。中村紘子さんがもし取り上げられていたらカレーかしら?と思いつつ読了。2022/07/21