出版社内容情報
夕方から降り出した雪を見て、あわてて甘酒を作り始めたお母さん。しばらくすると、知らない子どもたちが次々と甘酒を飲みにやってきて。思いやりに満ちた優しい世界を描いた、冬の夜にぴったりのお話。
内容説明
ゆうがたからふりだしたゆきをみて、おかあさんはあわててあまざけをつくりだしました。「こんなにいっぱい、だれがのむの?」みこちゃんがきいたとき、トントントン。ドアをたたくおとがして…。さむいよるにやってくる、ふしぎなおきゃくさんはだあれ?―春が待ち遠しくなるおはなし。
著者等紹介
あまんきみこ[アマンキミコ]
旧満州に生まれる。日本女子大学家政学部児童学科卒業後、『びわの実学校』に作品を投稿、同人となる。「車のいろは空のいろ」(ポプラ社)で日本児童文学者協会新人賞、「ちいちゃんのかげおくり」(あかね書房)で小学館文学賞、「おっこちゃんとタンタンうさぎ」(福音館書店)で野間児童文芸賞、「きつねのかみさま」(ポプラ社)で日本絵本賞、2001年に紫綬褒章、2010年に児童文化功労賞など数々の賞を受賞する
鎌田暢子[カマタノブコ]
1952年島根県生まれ。奈良女子大学文学部卒業。在学中から児童文学者の中川正文氏に師事し、子どもの本の絵を描くようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
48
この表紙に惹かれて。雪が降れば「トントントン」とやってくる子供たち。この子たちは・・・。寒いけれど、少し春が待ち遠しい時期にオススメ。鎌田 暢子の絵がとってもいい。2020/02/08
とよぽん
44
ようやく春がおとずれたと思ったら、急にまた寒くなって雪まで降ってくる。そんな日のこと。心の芯からあたたかくなるとてもすてきなお話を、鎌田暢子さんの絵がさらにあったか~く包んでくれる絵本だった。図書館でタイトルと表紙絵に惹かれて。2020/11/02
山田太郎
36
なんか意味わかってるのかちょっとあやしい。1回読んで満足したようなので、そんなもんだろうなと思いました。2016/05/16
鴨ミール
35
絵がとても可愛い。ファンタジーなので、小さいお子さんのほうが素直に受け入れられるのかな。3〜4歳児かな。あまんさんらしいおはなし。2022/10/30
たまきら
31
可愛い表紙にオカンが恋に落ちて借りてきました。おかっぱの女の子が好みなのかな、自分。オタマさんは最初は付き合ってやるか、みたいなノリだったんですが、お客様たちに引き込まれてさいごは自分から読んでいました。動物に登場してほしかったんだろうなあ。2019/03/12