内容説明
フィルムを通して読む、社会、カルチャー、人間。いま見つめ直す世紀末の風景。
目次
グッドフェローズ
羊たちの沈黙
ワイルド・アット・ハート
ダンス・ウィズ・ウルブズ
シザーハンズ
ゴッドファーザーPART 3
ミラーズ・クロッシング
ホワイトハンターブラックハート
グリフターズ/詐欺師たち
トラスト・ミー〔ほか〕
著者等紹介
大場正明[オオバマサアキ]
評論家。1957年横浜市生まれ。中央大学法学部卒。映画、文学、音楽、その他の評論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たらお
17
町山智浩曰く、「80年代は快楽主義的な時代だけども90年代はシニカルな時代で再び訪れた黄金期」と、年ごとの重要作品を挙げていく。グッドフェローズ(90)、許されざる者(92)、シンドラーのリスト(93)、パルプ・フィクション(94)、セブン(95)、ファーゴ(96)、タイタニック(97)、プライベート・ライアン(98)、シックス・センス、マグノリア、マルコビッチの穴(99)などだ。オタクの監督や作家たちによって作られた映画。自身が学生だった頃と重なることもあり、この時代の映画を一番よく観たかもしれない。2016/08/05
白黒豆黄昏ぞんび
15
80年代のほうが面白い映画が多かったんだなー。あんまり心惹かれる映画がなかったです。未見ではポール・トーマス・アンダーソンの「ブギ―ナイツ」くらいかな。アルトマンの「ショートカッツ」は昔観てよくわからなかったのでもう一度観たい。2013/05/19
りりす
8
山崎まどかの対談だけ読んだ。2016/04/08
pulp
5
どういう訳か、目当ての90年代だけが書店に見当たらず、しばらく忘れていたら、いつの間にか入荷されていたので購入。当然のことながら100+50本ではいっぱい抜け落ちるよなー。私にとって、この時代が一番映画を観た時期。150本に入っていない作品でも個人的ベスト10作れそう。では作ってみよう。フライドグリーントマト、テルマ&ルイーズ、スニーカーズ、リバーランズスルーイット、未来は今、ザ・ペーパー、イングリッシュペイシェント、エグゼクティブデシジョン、サイダーハウスルール、遠い空の向こうに、それからBTTF3。2024/01/28
コリエル
4
90年代アメリカ映画の総括本。各年度ごとに挟まれるコラムが特に面白い。越智道雄だけはあんま映画と関係ない思索を垂れ流してる感じで何が言いたいのか伝わってこなかったが他は概ね面白かった。とりあえず見たことの無かったユージュアルサスペクツをレンタルしてきたりして。2014/07/16