内容説明
被写体探しの苦労がスッキリ解消、まちを見る目が深まる、散歩も写真も楽しさが100倍アップ。散歩屋が贈る写真の極意。
目次
序章 散歩と写真と私と絵地図
1章 基本編・心ワザを磨く―被写体と出会うために(半径10mから撮り始めよう;気になったら、それが被写体;ひねりを入れて飛躍しよう)
2章 応用編・お散歩アート―犬も歩けばアートに当たる(アートから「まち」を知る;アートは既に“そこ”にある;切り取って!それがアートです;ズレからアートが生まれる)
3章 実践編・ヨミトク写真―読み解いて本質に迫る(集めるだけでも何かが見える;平凡な風景に紛れ込んだ「意味のズレ」を探索;撮ったあとの「検証」でおもしろさを増幅)
終章 アウトプットで写真を楽しむ
著者等紹介
高橋美江[タカハシミエ]
グラフィックデザイナー(高橋デザイン室主宰)で、絵地図師・散歩屋。1953年生まれ、武蔵野美術大学卒業。これまで全国200ヶ所以上の手描き絵地図を制作、人が気づきにくいまちの魅力に注目する作風が高く評価され、“絵地図の第一人者”と称される。散歩の達人でもあり、講師を務めるカルチャースクールの「まち歩き講座」は、常にキャンセル待ちの人気講座(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白パラガス
22
著者の高橋美江氏は,グラフィックデザイナーで,絵地図師・散歩屋。散歩屋?と初めて聞く言葉にページをめくると,本書はプロの絵地図師として散歩を極めた氏による「まち歩き散歩概論」であった。タイトルに「写真概論」とあるが,写真撮影のハウツー本ではない。重きを置いているのは技術面ではなく,その心構えである。「散歩のコツなんてありません。ただ“柔軟な脳みそ”と“好奇心”を持つことが必須条件です」カッコよく撮ろうとか,綺麗に撮ろうとか,それ以前に何を面白がるか。そう考えると,自然と撮りたいものが浮かんでくる気がする。2018/12/15
ほじゅどー
12
★★★お散歩写真とは街歩きで撮る写真のことであるが、街歩き中に目に入るすべてのものを被写体としてみることで意外な風景やモノの発見に結びつく。さらに踏み込んで情報を集めてみると、街の未知な姿が見つかり感動したりする。お散歩写真には、大きく分けて見た目の美しさ・楽しさに重視の「アート系」と風景やモノに潜む歴史や意味を楽しむ「ヨミトク系と」の2つがある。2016/08/11
OHモリ
7
●写真家でない絵地図師(グラフィックデザイナー)が書いた本、図書館本。 〇お散歩写真・・・目に入るすべてのものを被写体としてみると意外な風景やモノを発見できます・・・平凡な風景のなかからおもしろいものを写していくこと・・・ ●スマホやデジカメをポケットに忍ばせてあれこれ考えたり、考える以前にシャッターを押すのもいいかも?といろんなヒントをもらえた。 〇鳥の目線、虫の目線〇裏側こそ意識しよう〇反射と影を見逃すな〇幾何学的模様は即アート〇切り取って!それがアートです・・・〇私錆が好きなんです2018/02/03
suu
7
たいしたことは書いてない。あたりまえ系2017/10/17
*おきた
6
技術やレンズ云々ではなく、プロの写真家では無い人の、見方、向き合い方が見えた気がした。 プロの方のように、そこにばかり重きを置ける訳で無い人の考え。 分からなかったものが言葉までにはならなかったけど、腑に落ちたような感覚だった。 あくまで手段なんですよ、と。2019/02/24
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