内容説明
実技をみがくための基礎体力増強講座。書くために知っておきたい12の本講+課外授業。
目次
一日目 「文字」を知る(漢字;書体史;仮名)
二日目 「作品」を考える(臨書;漢字仮名交じり書;篆刻)
三日目 課外授業(一)文房四宝を探索する
四日目 「書文化」を思う(美術館;碑法帖;装丁)
五日目 課外授業(二)展覧会を逍遙する
六日目 「社会」とのかかわりを学ぶ(書論;書教育;書家)
七日目 自宅学習 図書館へ行く
著者等紹介
川口澄子[カワグチスミコ]
画工。1973年兵庫県生まれ。筑波大学芸術専門学群美術専攻卒。2009年に個人のアトリエ水登舎を構える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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てん06
14
趣味で書道(というより習字)をしていて、だんだん草書や篆書、隷書などを書くことが視野に入ってきた。そんな時に書店でみかけて購入。書道に関連する漢字の成り立ち、書体史、かな、臨書、篆刻、美術館、表具、などなどのテーマをそれぞれの専門家が初心者向けに解説。雑誌「墨」編集部の編。知らなかったことが本当に多くて面白かったです。特に拓本のとりかたや、表具の各部分の名称や格式など。何かつまづいたときに関連する章を読み返すことになりそうです。2023/02/02
Maiラピ
7
挫折しそうになりましたがかわいいイラストに助けられて読み終えました。こういう講座があったら受講してみたい。2011/09/10
Tomonori Yonezawa
4
【自腹】2011.7初版1刷。再読▼全七日(章)十二講+自宅学習の構成で、書の世界を広く浅く紹介する本。▼「書のひみつ/古賀弘幸」を読んだら、読みたくなって本棚から手に取った。▼出版当時、初心者向けに作られた本で、今読んでもそうは思います。しかし、「書のひみつ」を読んだ後では、初心者向けとしてはだいぶ難しい本だなぁと思います。▼書に興味を持ったなら先ずは「書のひみつ」を…、10年後にはこの本でも難しいと感じる位の距離になるのかな?2021/06/06
りん
3
これは良い。書くこと、学ぶこと、観ること。『書』が様々な視点からわかりやすく解説されている。カバー範囲は広く、読みやすく。こんなに中身の濃くて、かゆいところに手が届く入門書は貴重。手元に置いて繰り返し参照したい。2018/02/01
橙子
1
よかったです。書とはなんぞや?私はこれを読んで展覧会の書コーナーの見方が変わるかなと思います。字は美学より読めるか否かなので(-_-;)2015/11/01
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