奇跡の人

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  • サイズ B6判/ページ数 140p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875746027
  • NDC分類 932
  • Cコード C0374

内容説明

ヘレン・ケラーとアン・サリヴァン、盲目、聾唖の少女とその若い女教師。その運命的な出会いと闘い。一歳半の時の病気がもとで人間社会と隔絶され本能的な欲望のおもむくまま生きる少女、そのいわば野性の生物に何とか理性の光をともす。全てのものには名前がある。言葉を手に入れる。人間は言葉によって、感じ、考え、知り―わかちあうことができる。それがはじまりであり、全てである。そして、あの有名なクライマックス。ポンプから流れる水に手を浸したヘレンの口からほとばしる人間としての叫び。近年、このドラマほど世界の人々に深い感動と衝撃を与えた作品はない。

著者等紹介

額田やえ子[ヌカタヤエコ]
東京生まれ、日本女子大学国語科卒、外国映画雑誌の編集部を経て、テレビ映画日本語版製作に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

345
1歳半の時の猩紅熱で視覚と聴覚の重複障がい者となったヘレン・ケラーをめぐる戯曲。"The miracle worker"という原題を知っていたにもかかわらず、「奇跡の人」はヘレン・ケラーその人のことだとばかり思いこんでいた。劇の主人公は、彼女の家庭教師として雇われたアン・サリヴァン。当時、ヘレンは8歳。そして、なんとアンは弱冠20歳だったのである。しかも、薄幸な幼少女期を送った彼女の、これが最初の仕事だった。戯曲はクライマックスに向かって奔流のごとく展開し、まことにドラマティックであり真に感動的である。 2018/01/19

りえこ

14
ものすごくたくさんの事が詰まった作品。2014/03/15

りえこ

10
こんなにト書きがすごいと初めて知りました。それぞれの感情がよくわかる。2013/08/30

SINKEN

4
【総評】評価なし【感想】著者名だけで借りてしまったので、これがヘレンケラーを描いた戯曲だと判らなかった。とりあえず途中まで読んだものの、食指が動かず、途中断念。評価なしということで。2020/11/06

すいれん

2
ガラスの仮面を読んで読みたくなり、図書館へ。学生の時に友人とこのシリーズ読みまくっていて(アマデウスとか12人の怒れる男とか)何年ぶりかに借りる。夫婦、親子のいさかい、問題、サリバン先生の生い立ちとかがみっしりつまっている。ト書きが多い。良いも悪くも、もう古典演劇だなぁと思う。昭和59年刊。呼び名がころころ変わるから、戯曲より実際に見た方が理解できるかも。「ウォーター!!」だけじゃないのよね…と反省しきり。2019/11/01

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