感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
66
西洋の絵画や思想へ大きな影響を与える聖書(旧約・新約)を一度は読んでみたいと思うのですが、私にはハードルが高いので、児童書でイエスの誕生までのお話を読みました。賢明なソロモン王にまつわるエピソードが心に残りました。2021/01/09
みや
26
母から借りた本。世界の始まりからイエスの誕生までのお話を、子供向けに分かりやすく書いた連作短編24作収録。エッサイとは古代イスラエル王・ダビデの父で、イエス・キリストの両親の祖先にあたる人。エッサイの木は、ステンドグラスや司祭の服に描かれた、イエスの家族の歴史つまり家系図のことらしい。信仰という精神は未だに理解できないが、聖書は物語として好き。特に今作は非常に簡明なので、より楽しめた。常に不機嫌で怒りながらも話をしてくれるおじいさんと、ずうずうしくて全く空気を読まない男の子の掛け合いが、とにかく面白い。2016/12/22
ころりん
1
沢知恵さんの翻訳本とのことで、一気読み。 キリスト教美術「エッサイの木」とは知らなかった。 聖書のエピソードをたどりながら、クリスマス物語(エジプト避難)までの樹形図が見えてくる。 「聖書概論」にもいいかも。 「エッサイの木」を彫る老人と少年の対話で綴る大枠が、またひとつの物語。 ノアの方舟から放たれたカラスが、エリヤにパンを運ぶカラスで帰ってきた(のかも?)のツッコミなどが、ほんわかとあったかく、心に残る。 そう、聖書は想像力を刺激する。 解説も良いけれど、ワクワクするストーリーテリングを堪能できました2025/10/06




