内容説明
本書は、テニスンという詩人の「詩とことば」なる視点からの、著者の論考を中心にしてまとめたものである。
目次
第1部 テニスンの絶唱を読む(序にかえて―いま、テニスン芸術をどうとらえ直すか;『モード』Maudのなかの愛誦抒情詩篇―さまざまな詩形と韻律の花園;『王女』The Princessのなかのソング(Songs)―燦然と光る抒情歌群の点綴
「ヘスペロスの娘たち」‘The Hesperides’―「神話と象徴」に彩られた若き詩人の心象風景 ほか)
第2部 ロマン主義の揺曳と残響(テニスンとロマン派詩人たち;キーツとテニスン;テニスン詩にみる光のイメージ)
著者等紹介
西前美巳[ニシマエヨシミ]
1931年徳島県に生まれる。広島大学文学部英文科卒、同大学院修士課程修了。イギリス文学専攻。1976年2月渡豪、国立キャンベラ大学客員講師として1か年、教育・研究に従事。1985-86年、文部省在外研究員として、英国ケンブリッジ大学及び米国ペンシルヴェニア大学にて研究。1990年6月、学術博士(広島大学)取得。現在徳島文理大学文学部教授。鳴門教育大学名誉教授。イギリス・ロマン派学会(全国)理事、中・四国イギリス・ロマン派学会副会長及び理事、鳴門英語教育学会会長など歴任
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