内容説明
本書は、窓の種類と窓の周辺についての用語を網羅し、200枚を越える写真を添えると同時に、詳細な解説を加え、さらには、文学作品や映画を援軍に引っ張り出して、「イギリス建築の窓」に対する認識と理解を深めることを期したものです。
目次
あんな窓こんな窓(文学と映画の窓;ほかにも窓)
窓のまわり(窓の周辺と文学と映画;窓のそこかしこ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロピケ
7
窓好きを自任していたわりに、フランス窓が何たるかさえ分かっていなかったことが分かった。それにしてもいろんな窓があるものだ。オリエンタル窓、バラ窓なんてゴージャス系から、眉形屋根窓なんて笑っちゃうものも。窓だけでなく、窓の周辺や窓の登場するイギリス文学や映画も紹介されていて興味深い。私の未来の家には、「牛の目」のガラスを所々はめ込んだ格子窓が付いていたらいいなあ。それが無理ならせめて、窓箱や窓台が欲しい。窓座があったら、子供に占領されそう。いつかイギリスの美しい窓の数々を見て回りたい。2010/10/14
viola
5
窓なんて、別にそんなに興味あるわけでもないけど・・・・とか思っていましたが、意外や意外。映画などで大体見たことあるものですね!窓税の存在を知ってはいたけれど「塞ぎ窓」を見たのは初めてかも。 特に前半は文学作品からの窓描写の引用が多く、そういった意味でも為になります。私は詳しくありませんが、窓って中と外の境目、穴、空間etc...のような意味を見出すことが多いようなので、文学作品に窓が出てきたら単なる窓、ということだけではなく要チェックになったりするみたい。2010/11/19
む
1
ブックカフェにて流し読み。和式建築に比べてはるかに多くの種類が存在する西洋建築の「窓」を種類ごとに解説するが,その際にその窓が登場する文学作品が紹介されていて楽しい。街を歩くと窓が気になるようになってしまう1冊。2020/01/27
せがわ
1
こんなにたくさんの種類があるなんて。日本の窓にもいろいろありそう。個人的に「牛の目」窓に惹かれました。ああいうものも無駄なくうまく活かすってのがすごい。2010/11/18