慟哭の日本戦後史―ある報道写真家の六十年

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875593652
  • NDC分類 740.21
  • Cコード C0021

内容説明

樋口健二自伝。公害、原発被曝労働、自然破壊―戦争と経済成長に蹂躙された人びとを、地を這う視線で記録し続けた60年。

目次

第1章 おらぁ写真家になる!
第2章 四日市公害を問う
第3章 原発被曝労働を追う
第4章 毒ガス島
第5章 経済成長下で破壊される列島を歩く
第6章 原発崩壊の時代

著者等紹介

樋口健二[ヒグチケンジ]
1937年長野県富士見町松目生まれ。報道写真家。日本写真芸術専門学校副校長。日本写真家協会会員。世界核写真家ギルド会員。日本広告写真家協会学術会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Norikko

4
時折ほのぼのレジャーの一つとして放映されるウサギ島の過去を初め知った。わずか数年前まで飲料水は外部から運ばれていたという事実。現代の日本で人為的理由で水が飲めない観光地があるとは!戦闘者の後遺症、毒ガス工場と労働者に関する隠蔽、それらは消えずに原発動向の周辺に継承されている現実。戦後は遠くなるどころか近づいてきているのではないだろうか。2021/07/25

Hiroki Nishizumi

1
戦後史より著者の壮絶な歩みに惹かれた。何ごとも退路を断つ決断がいる訳だ。2024/05/11

ウィムジー

0
自称売れない写真家樋口健二。日本が高度経済成長していく影で、国や企業に使い捨てにされていったこの社会の底辺に生きる人々のその苦しみと慟哭を撮り続けたその半生。あえて、お金にならない報道写真家を貫いたその生きる姿勢はそれそのものが人々に強烈な何かを訴えかける。この国の汚い側面を真正面から写し取り世に問うたその世界観は、今後この日本という国がよりよくなっていくために見つめなければならない大事な何かだ。2022/04/14

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